カラスムギ属 (カラスムギぞく、Avena) は、10-15の種が分類される、イネ科の属である。ヨーロッパ、アジア、北アフリカに自生する。この内の1種は穀物として広く栽培されるが、他の数種は雑草として世界中に生える。カラスムギ属の種子は全て食べることができるが、多くの種では種子が小さく、収穫が困難である。
穀物として栽培されているものを含むカラスムギ属の植物は、チョウ目の幼虫の餌になる。
カラスムギ属の1つの種は穀物として世界中で広く栽培される。他にも4つの種が、地域的に少量栽培されている。
Avena sativa - エンバク。6倍性種 (AACCDD, 2n=42) で重要な穀物として広く栽培される。オート(Oat)とも言われる。
Avena abyssinica - アビシニアオート。4倍性種 (AABB, 2n=28) 、穀物としてエチオピアの高地で栽培されている。雑草型で脱粒性が顕著な A. vaviloviana がある。両種の共通祖先野生種はスレンダーオート A. barbata (AABB) でエチオピアで独自に栽培化されたものと考えられている。
Avena byzantina ...
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