メスカリン (3,4,5-トリメトキシフェネチラミン、3,4,5-trimethoxyphenethylamine) はフェネチルアミン系の幻覚剤である。ペヨーテ等の一部のサボテンに含まれる成分であり、硫酸メスカリンとして化学的に合成することもできる。名称はメスカレロ・アパッチが儀式の際に使用したことに由来する。1971年の向精神薬に関する条約によって国際的に規制され、日本では法律上の麻薬に指定されている。日本では含有する植物の規制はない。
サボテンの形で、ウイチョル族などアメリカ大陸の先住民が古くから用いてきており、アメリカ合衆国でもネイティブ・アメリカン・チャーチが信仰の上で使用することが認められている。
リュウゼツランを主原料とするメキシコの蒸留酒『メスカル(Mezcal)』とは無関係である。
ペルーの北部のアンデス山脈に紀元前900年から200年に栄えたチャビン文化で、サンペドロと呼ばれるサボテン(多聞柱、学名Echinopsis pachanoi)が用いられてきたとされる。
アメリカ大陸の原住民に用いられてきた。16世紀の『ヌエバ・エスパーニャ諸事物概史』(スペイン語原題: Historia ...
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