エストラジオール(英Estradiol、E2)とはエストロゲンの一種。性質等は、エストロゲンに詳しい。
エストロンとの可逆反応により、またはテストステロンから不可逆に生成する。上に示しているのはテストステロンからエストラジオールへの変換図である。
顆粒細胞、莢膜細胞、胎盤、副腎皮質、精巣間質細胞などが産生する。
エストロゲンの中で最も強い生理活性を持ち、その活性はエストロンの2倍、エストリオールの10倍である。
酸化ストレスによる細胞死を防ぎ、神経保護作用を有することが in vivo で分かった。
Gタンパク質共役型受容体30 (GPR30)を介したN-メチル-D-アスパラギン酸 (NMDA)曝露による興奮毒性から培養皮質神経細胞を保護した。
グルタミン酸 20 mM の毒性に対し、17βエストラジオールの ED 50 は 1.978 µM であった。
近年、人間の尿中に含まれているエストラジオールをはじめ天然、人工女性ホルモンの環境に与える影響が問題となってきている。
都市部の下水道中より17β-エストラジオール(E2)などが観測されている。
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