リコペン (リコピン、lycopene 英語: [ˈlaɪkəˌpiːn, ˈlaɪkoʊˌpiːn]) は、カロテンの1種で、鮮やかな赤色を呈す有機化合物である。
植物と藻類や他の光合成有機体では、リコペンは多くのカロテノイドの生合成における重要な中間体である。構造的には、8個のイソプレン単位が集まったテトラテルペンであり、炭素と水素からのみ構成されるため水には溶けない。また、ダイエット効果があるのではと考えられており、リコペンを多く含んだサプリメントが売られている。また美白効果や肌がきれいになる等と言われている。
リコペンの13個の二重結合が深赤色および抗酸化性を与えている。その強い発色と無毒性のためにリコペンは食品の着色料として多用されている。
トマトやニンジン、スイカ、グミ、パパイヤなど赤色の果物・野菜に含まれる。イチゴやサクランボには含まれない。
リコピン - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
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