シコクビエ(四石稗、学名:Eleusine coracana (Linn.) Gaertn. 、英名:Finger millet)は、イネ科オヒシバ属 Eleusine の栽培植物。穎果を穀物として食用にする作物である。
穂が指状になることから「フィンガーミレット」と呼ばれる。
栽培化が行われたのは東アフリカ高地と推測されている。
昔から中尾佐助によれば「タンガニーカ辺」及川一也によれば「エチオピア辺」に野生するe.africanaが原種と考えられてきたが、後年シコクビエと同じ4倍体で染色体数2n=36の野生種がアフリカで発見され、1994年にシコクビエの亜種として Eleusine coracana Gaertn. subsp. africana ( Kenn.-O'Byrne ) K.W.Hilu & J.M.J.de Wet と命名され、これがゲノムの詳細な分析などによってシコクビエの原種であることが確定した。ただ、アフリカ起源はゆるがないものの、2000年に入り、1960年代から「交配しても不稔性の種ができる」ために疑問とされていた、その祖先野生種へ同じオヒシバ属で2倍体で染色体数が2n=18の最も近縁なオヒシバ ...
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