尿失禁(にょうしっきん)とは、尿を失禁する事である。
真性尿失禁(しんせいにょうしっきん)は尿路異状による尿失禁。尿道外尿失禁とも言う。
原因は、尿管異所開口、膀胱腟瘻等による。根治療法として手術療法を行う。手術は尿路再建術を行う。また、人工尿道括約筋を埋め込む手術療法もある。
仮性尿失禁(かせいにょうしっきん)は尿路自体には異状は無いが、尿路の周辺臓器の異状による尿失禁。
切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)は、尿意が切迫してから起こる尿失禁。概念上位運動神経障害の一つ。大脳(下行路)の障害によっておこる。無抑制性神経因性膀胱。過活動膀胱の一症状。病態尿道括約筋などを動かす中枢神経が障害された物。感覚神経は健在なので尿意は感じるが、運動神経が障害されていて骨盤底筋群を意図的に動かせない。原因大脳の障害による。脳血管障害、パーキンソン病などの発病後の排泄中枢の障害など。統計70歳以上に多い。脳血管障害が高齢者に多いため。症状尿意を感じるにも関わらず意図的に制止出来ずに失禁を起こす。治療薬物療法として抗コリン薬を用いる。抗コリン薬は神経から筋肉への指令を抑えて不随意な収縮を抑える。 ...
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