セイヨウハナズオウ(西洋花蘇芳、Cercis siliquastrum)は、マメ科ジャケツイバラ亜科の落葉灌木で、南欧から西南アジアにかけて自生する。春に濃い桃色の花をたくさんつける。
高さ12メートル、幅10メートルまで生長する。1年ごとに深い桃色の花をつけ、春遅くに幹でも咲き、幹生花の体をなす。春先に花が咲いてから葉が出る。葉はハート型だが角は鋭くなく、時どき先端に浅い切れ込みが入る。細長く平たい莢(豆果)は、垂直方向にぶら下がる。
セイヨウハナズオウは1753年にリンネが記載し、siliquastrumという種小名を付けた。この語は、「莢(豆果)」を表すラテン語siliquaからの派生である。
セイヨウハナズオウの変種や亜種に次のようなものがある。
C. s. var. hebecarpa Bornm.
C. s. nothosubsp. yaltikirii (Ponert) Govaerts
C. s. var. siliquastrumまた、次のシノニムがある。
C. siliquastrum var. alba Weston
Siliquastrum orbicularis ...
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