メギ属(メギぞく、学名:Berberis、和名漢字表記:目木属)はメギ科の属の1つ。
落葉または常緑低木からなる。若木の枝には直接葉がつくが、成木の枝には葉でなく葉の変化した刺が多数生える(コトリトマラズ、ヘビノボラズの語源)。またそこから長さ1-2mmのごく短い枝が出て、ここに葉が数枚つく。葉は単葉または羽状複葉。花は黄色で、萼片(花弁より大きく目立つ)・花弁・雄蕊が各6個、子房上位の雌蕊が1個あり、単生または数個の花序になる。果実は液果で赤または青などに熟し、1個ないし数個の種子を含む。
世界に約600種が分布し、うちヒマラヤから中国大陸にかけて多数ある。メギ科全体で650種のなかでその大部分を占める。日本にはメギ(目木、小蘗、別名コトリトマラズ、小鳥止まらず)、ヘビノボラズ(蛇上らず)、オオバメギ、ヒロハヘビノボラズの落葉性4種が自生する。従来は、葉が羽状複葉になるものは「ヒイラギナンテン属」Mahonia として区分されていた。
ヒロハヘビノボラズ Berberis amurensis Rupr. - 落葉低木。高さ3mになり、葉には鋸歯がある。日本、朝鮮半島、中国大陸東北部、アムール地方の温帯に分布する。 ...
ウィキペディアでもっと読む