脊椎側彎症(せきついそくわんしょう、英:Scoliosis)とは、脊椎(背骨)が側方に彎曲する病気である。「脊柱側彎症」(せきちゅう―)や、簡易慣用字体を用いた「側弯」表記も多く見られる。「側湾」は誤記。
側方への彎曲以外に、前後に彎曲した後彎症もある。
脊椎は、体の側面から見ると前後にカーブしているが、これは生理的彎曲という正常な状態である。一方で、正常な状態であれば正面あるいは背面から見ると脊椎はまっすぐに伸びている。しかし、側方(横方向)に彎曲したり、脊椎がねじれている場合があり、これらを脊椎側彎症または側彎症と呼ぶ。
側彎と後彎が合併した後側彎症の3つに分けられる。
痛みを伴うことは稀なため初期における発見は難しく、ある程度成長してしまってから気がつく場合が多い。
側彎症は、原因に応じて以下のように分類される。
特発性側彎症とは、原因の分からない側彎症の総称である。この特発性側彎症が側彎症の80-85%を占めている。
乳幼児側彎症 - 3歳以下で発症し、男児に多い
ウィキペディアでもっと読む