白癬(はくせん)とは、皮膚糸状菌によって生じる皮膚感染症の一つである。原因菌は主にトリコフィトン属(白癬菌属)に属する種いわゆる白癬菌と呼ばれる一群の真菌によって生じる。
Trichophyton rubrum・Trichophyton mentagrophytes・Trichophyton tonsurans・Microsporum canis・Microsporum gypseum・Trichophyton verrucosumなどがある。
Trichophyton rubrum・Trichophyton mentagrophytes が、一般的な白癬菌感染症の原因菌である。
Trichophyton tonsurans トリコフィトン・トンズランスは、10代の柔道・レスリング選手を中心に流行している原因菌である。試合や練習で皮膚が接触することにより感染が広まっている。
Microsporum canisは、猫に寄生しているため、小児・猫飼育者による感染報告が多い。
Microsporum gypseumは、土壌に寄生しているため、土いじりを好む小児に感染しやすい。
Trichophyton ...
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