SAPHO症候群(SAPHOしょうこうぐん)とは、原因不明の骨・関節症状と皮膚症状を呈する症候群である。「SAPHO」は滑膜炎(synoviti)、痤瘡(acne)、膿疱症(pustulosis)、骨化症(hyperostosis)、骨炎(osteitis)の頭文字をとったもの。
未だ原因・機序は明らかではないが、細菌感染や金属アレルギーが原因と推定される症例がみられる。扁桃との関連性が報告されている。
掌蹠膿疱症やニキビ(座瘡)、乾癬様病変、Sweet病などがみられることがある。
様々な骨・関節症状を示すが、前胸部痛(70-90%)を多く認める。骨・関節痛と圧痛は、夜間に増悪することが多い。
初期治療としては、非ステロイド性抗炎症薬やステロイド、メトトレキサートなど関節リウマチ治療薬が用いられることがある。コルヒチン、テトラサイクリン
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