爪白癬 (つめはくせん)とは、手足の白癬が進行し、爪の間に白癬菌が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状である。
治療には抗真菌薬を内服することが多かったが注意事項が多く、2015年には完全治癒率は内服より低いが日本でも外用薬が登場した。治療に数か月から1年以上かかることがある。
足の爪などを不摂生に伸ばしていると、そこに汗や垢などの汚れが溜まり、それが白癬菌の温床となる。長時間ブーツなどを履いたり、雨でぬれたりすることで発症する。最初は爪ではなく、爪と隣接する指先が水虫となるケースが多く、そこから爪の間へと感染することで、ゆっくりと進行していく。
爪水虫になると、初期では爪の先の色が、白っぽくなるだけであり、自覚症状はない。しかし、次第に指側に侵食していき、最終的には爪全体の色が、白色・黄色・黒色に変色する。爪水虫となった爪は、盛り上がったように生え、ボロボロと崩れる。それにより、新たに白癬菌をばら撒き、新たな水虫の原因となる。
水虫の症状としては、末期にあたるもの。初期であれば、比較的に早く治療することが可能である。進行した爪を爪きりで切断し、皮膚には外用薬を塗ることで完治する。内部まで進行した爪水虫は、医師の処方する内服薬が必要となる。 ...
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