女性化乳房(じょせいかにゅうぼう、英: Gynecomastia)は、男性の胸が女性の乳房のように隆起する症状。それに伴い乳首、乳輪も女性化し、まれに母乳のような乳汁分泌物があふれる場合もあるが個人差が出る。女性化乳腺(じょせいかにゅうせん)とも呼ばれる。最も多いのは、特に理由のない「特発性女性化乳房」であり、健康上の問題はなく、乳房が極端に大きくならないかぎり放置されることも多い。しかし乳癌のおそれや、後述の通り精巣腫瘍や肝機能低下の症状である可能性もある。
大学病院や一般病院では乳腺外科や形成外科が診療にあたり、健康保険が適用されれば生命保険の手術給付金の対象となり、入院すればそれも給付される(加入している生命保険の給付条件による)。健康保険が適用されると4日ほどの入院で約11万円前後と言われている。自由診療報酬での手術(美容整形外科)では自己負担が70万円以上となる場合がある。
女性化乳房は女性の胸の成長と同じように乳腺の発達で起こる。乳首の中にしこりができたようになり痛みもあるため乳癌と間違うこともある。男性が「乳首にしこりができた」と病院で診察を受けると女性化乳房であることがある。 ...
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