クラチャイダム(Kura-Chai-Dum/学名:Kaempferia parviflora)は、タイを原産とするショウガ科の多年草。日本では、黒ショウガや黒ウコン、ブラックジンジャーとも呼ばれる。
原産国タイでは1000年以上も前の昔から、滋養強壮や精力増強、疲労回復や血圧調整、腹痛、アレルギーなどに効果があると信じられており、長寿薬としても使用されている。さらに、男性の勃起不全(ED)の改善にも効果があるとされている。
近年の研究では、肥満解消や心肺機能の向上、美容効果もあると言われている。
クラチャイダムは、他のショウガ科の植物と同様に、土の中に根茎があり、葉は地上に生えている。根も葉も見た目は一般的なショウガと非常に似ているものの、塊根部分を切ると、切断面がサツマイモの皮のような紫色をしている点が特徴である。
クラチャイダムの成分として有名なのが、11種類のフラボノイドである。フラボノイドには抗酸化作用があり、これらのフラボノイドが健康増進に寄与しているとされている。その他に、抗酸化物質の効果には、老化防止(アンチエイジング)、動脈硬化や心筋梗塞、癌の予防などが挙げられる。
クラチャイダムにはフラボノイド以外にも、アルギニンや、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)やトリプトファンなどの必須アミノ酸、アスパラギン酸などが含まれている。+=?! ...
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