膣痙攣(ちつけいれん)は、女性の膣に起こる突発的な痙攣により、膣口が不随意に引き締まる状態の事を言う。正確な医学用語ではなく、症状としての「盲腸」のように、一般用語として巷間に流布している。
性交の際に、膣に陰茎を挿入しようとすると、不随意反射的に膣口の括約筋を強く締めてしまうため、挿入が困難か、あるいは挿入に強い痛みを伴う症状である。また、まれに挿入中に陰茎が抜去不能となる事があるとされる。性的な意味または医療上の指の挿入や、月経の際のタンポンの挿入まで困難になる事もある。
医学用語としては「膣痙(英: vaginism、独: vaginismus)」がそれに当たり、症状自体は都市伝説ではない。(後述)
この症状の特徴は、突然の外発的な刺激や、精神的な動揺により女性の膣が不随意な収縮を起こす点にある。性交の際に起きると挿入不可、或いは挿入した男性の性器が抜けなくなるという。
'Vaginism'(膣痙)とは性交時に膣周辺の筋肉が引きつって痛みを発し、うまく行為が行えない状態をいう。陰茎が離れなくなるような痙攣ではない。膣の収縮に関係する筋肉は直接的に作用するものはない。たとえば膣括約筋と言うようなものはない。骨盤腔を形成する外・内閉鎖筋、恥骨筋など、周辺の殿筋や大腿関連の筋肉に外肛門括約筋や肛門挙筋などが協働して膣内圧を作っている。膣入り口には球海綿体筋というのがあるが、これはきわめてか細い筋肉であり、と ...
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