インゲンマメ属 Phaseolus はマメ亜科に属する属の一つ。新大陸に固有の属で、特にメキシコに種数が多い。
先コロンブス期に最低でも4種が栽培化されており、その内最も有名なものがインゲンマメで、現在では全世界の熱帯から温帯で栽培されている。他の種としてライマメ、ベニバナインゲンなどがある。
かつてこの属には他にも多くの有名な種が属していたが、現在ではササゲ属を始めとした他の属に移されている。例えばリョクトウの学名はかつてPhaseolus aureus だったが、現在ではササゲ属に移されVigna radiata となっている。同様に1753年に発見されたCochliasanthus caracalla(スネイルフラワー)もかつてはインゲンマメ属とされており、1970年にはササゲ属に、その後独立した単型属に移されている。現在、インゲンマメ属に新大陸以外に自然分布する種は含まれていない。
コウモリガ科のKorscheltellus lupulina ・Hypercompe icasia ・Hypercompe albicornis 、キタクロヤガ Euxoa nigricans 、タイリクウスイロヨトウ ...