セイヨウスノキ(西洋酸の木、学名: Vaccinium myrtillus)は、青色の食用果実を付ける低木の一種の一つである。一般的にビルベリー、ハイデルベリー、ワートルベリーと呼ばれる。ブルーベリー(Vaccinium cyanococcus)と多くの共通点を持つ。その他のスノキ属の近縁種と区別するために、英語ではCommon BilberryあるいはBlue Whortleberryとも呼ばれる。
種小名のmyrtillusは、果実および葉がギンバイカ(myrtle)のものと似ていることに由来する。
セイヨウスノキはヨーロッパ(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、フェノスカンジア、スコットランド、アイルランド、ポーランド、イタリア、フランス、ドイツ、ウクライナ、ロシア)、北アジア、グリーンランド、カナダ西部、アメリカ合衆国西部に自生している。野生では、ヒースの生えた原野や酸性土壌に生育している。セイヨウスノキのベリーは旧世界において長い間食べられてきた。セイヨウスノキは北米のブルーベリーの野生起源種の一つである。
同属他種と比べてもアントシアニンの量が多い。俗に「眼精疲労や近視によい」などと言われ、2018年時で試 ...