アカシア (金合歓、Acacia) は、マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称。アカシヤ、アカシャ、アケイシャ。
アカシア属の分類には次のような変遷がある。まずKewscience によれば、アカシアニロティカ(Acacia nilotica)は、3500年以上前のエジプト王朝時代に薬として使われていた。西暦40年から90年に、ギリシャ人医師で植物学の父と呼ばれているペダニウス・ディオスコリデスは、医薬物についての本の中で、葉や果実のさやからの抽出物の調製についての記述をしており、アカシア属に由来するものを「akakia」と呼んだ。1754年、アフリカとアメリカの種を記述している24の論文の中で、アカシア(Acacia)はフィリップ・ミラーによって正式に用いられた。しかしながら、アカシア属についての概念が広すぎたので、アカシア属として受け入れなかった。また、フィリップ・ミラー以前に、アカシア属の名前は、リンネ以前の文献で広く使われていた。1753年、リンネは39の種類をミモサ属に入れ、これらの内2種をMimosa scorpioidesとMimosa niloticaとした。これらの分類は、現在ではアカシアに変えられ、その中のMimosa ...