インドセンダン(印度栴檀、学名:Azadirachta indica)とはセンダン科の植物。インド原産の高木となる常緑樹で、熱帯地方全域に広く植樹されている。英名の「ニーム」で知られる。また、近年はその薬効の多さから「ミラクルニーム」という名称で流通している事もある。メリアアザジラクタの表記も用いられる。
種子に含まれるアザジラクチンという成分が虫除けに効果があるとされ、「ニーム・オイル」として利用されている。
また、ニームオイルを絞った後の種子は、ニームケーキとして流通しているが、これについても害虫忌避効果があり、更にセンチュウに対する防除効果もあり、更に放線菌を繁殖させ土を豊かに健康にする効果がある。
日本でもハーブの木として、苗木が市販されている。
ニンビン - インドセンダンから単離されるトリテルペノイド。インドセンダンの苦味の主要成分で、多くの薬効を生む元になっていると考えられている。
センダン - センダン科センダン属に属する別種。こちらは落葉高木であり、また種には多量のサポニンによる強い毒性がある。