シオン属(学名 : Aster)は、キク科の被子植物の属の一つである。約180種含まれ、1種を除いてユーラシア大陸に自生している。Aster alpinus spp. vierhapperiは北アメリカ大陸に自生する唯一の種である。かつてシオン属に属していた多くの種は、シオン連のほかの属に含まれている。
シオン属は、かつてユーラシア大陸と北アメリカ大陸に自生している種(約600種)が含まれていたが、後年の形態学の研究および1990年代のDNA解析による分子系統学の研究により、北アメリカに自生する種は、他の属に移行された。現在、およそ180種が、1種を除いて、すべてユーラシア大陸に自生する種に限られる。アスターの名は、古代ギリシャ語ἀστήρ(日本語で「星」)から来ており、花の形が星形であることから由来する。シオン属の多くの種・品種は、魅力的で色とりどりの花をつけることから園芸植物として人気がある。
Aster amellusは、キク科およびシオン属のタイプ種である。新世界に自生している旧シオン属の種は、今ではAlmutaster、 Canadanthus、 Doellingeria、 Eucephalus、 ...