アカネ属(アカネぞく、学名:Rubia、和名漢字表記:茜属)は、アカネ科に属する611属のうちの、アカネ亜科の属の1つ。
多年草で、つる性になることも多い。茎には4稜がある。葉は節ごとに対生する本来の2個の葉と、2-6個からなる葉状の托葉からなり、4-8個の葉が輪生しているように見える。花序は散集花序になり、枝先または葉腋から伸ばし、多数の小さな花をつける。萼は鐘形となり、萼裂片はほとんど発達しない。花冠は杯形で、ふつう5裂し広く開くがまれに4裂し、裂片はつぼみ時には敷石状にたたまれる。子房は2室あり、各室に1個の胚珠がある。花柱は先が短く、深く2裂し、花柱の周囲を花盤が取り巻く。雄蕊はふつう5個まれに4個ある。果実は液果で、中央でくびれて、しばしば2個の分果状に分かれる。分果には1個の種子がある。
世界に約60種あり、日本には5種分布する。
属名 Rubia は ラテン語 'ruber'「赤」に由来するラテン名。根の色が茜色(アカネ色)であること、およびアカネ属の根からとる染料に由来する。
アカネ Rubia argyi (H.Lév. et Vaniot) H.Hara ex Lauener ...