オランダガラシ(和蘭芥子)は水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草。クレソン(フランス語:Cresson)またはクレス(cress)ともいう。「葶藶(ていれき「てい」は草冠に「亭」、「れき」は草冠に「歴」の旧字)」ともいう。ヨーロッパから中央アジアの原産。
日本では一般にクレソンと呼ばれていて、標準和名オランダガラシは、外国から渡来したという意味で名付けられている。英名をウォータクレス (Watercress) 、仏名クレッソン (Cresson, Cresson de fontaine) 、伊名クレシオーネ (crescione) 、中国名では豆弁菜(とうべんさい)とよばれている。別名ではミズガラシ(水芥子)、セイヨウゼリ(西洋芹)などともよばれている。
学名としてはNasturtium officinale、N. nasturtium-aquaticum、N. aquaticum、Rorippa nasturtium-aquaticum(別属Rorippa に含める場合)が用いられる。
ヨーロッパ・中央アジアの温帯が原産といわる。北アメリカ、南アメリカ、アジア(日本を含む)、オセアニアに移入分布する。各地の清流で生えている。日本には明治3 ...