ホウライアオカズラ(学名: Gymnema sylvestre、蓬萊青葛、蓬萊青蔓)は、インドの南部や中央部やスリランカの熱帯林を原産とするハーブである。キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)に属するつる植物。この植物の葉を噛み続けると甘味を感じなくなる。この現象は、ギムネマ酸によるものである。ホウライアオカズラは、2千年近くにわたり糖尿病の治療用のハーブとして使用され続けているが、その効能を裏打ちするだけの明確な証拠が十分ではない。ホウライアオカズラには、ギムネマ・シルベスタ、ギムネマ、カウプラント、オーストラリアカウプラント、グルマリ、グルマルブーティ、グルマル、木のプロペリカなどの通称がある。
ホウライアオカズラの主要な生理活性成分は、オレアナン型のトリテルペノイドサポニンとして知られているギムネマ酸である。
研究は継続中ではあるものの、ハーブとしての効果は完全には解明されていない。ギムネマを口にすると砂糖の甘味が減少する。この葉から抽出された甘味を減少させる活性物質は、ギムネマ酸として知られる配糖体である。この効果は約2時間まで継続する。このハーブが舌に存在する砂糖の受容体をブロックするのではないかとの仮説がある。この効果はラットの単離された神経細胞で観察されているこの活性成分はギムネマ酸に関連した化合物群であると考えられている。精製されたギムネマ酸は味覚生理学で実験試薬として広く使用されている。ギムネマ酸は ...