カンフェリア・ロットンダ(ケンプフェリア・ロツンダ(学名:Kaempferia rotunda)は、ショウガ科バンウコン属の多年生の植物。
邦名はバンガジュツ。インドネシアでは一般的に「Kunir Putih」と呼ばれている。
インドネシアのカリマンタン島が原産地と言われているが厳密には不確定。古くからジャムウと呼ばれる先住民の伝承医学の薬草として用いられていたために、そこがケンプフェリア・ロツンダの原産地と考えられていた。
ケンプフェリア・ロツンダは日本で一般的に見る生姜と同じように地下に根茎があり、さらにその周りに球状の塊根がある。
根茎は里芋のようなとしたざらついた表面をしており、塊根はじゃがいものような比較的滑らかな表面をしている。塊根は根が肥大したものであるため、この部分だけを植えても萌芽しない。この部分を「子株」と表現している例が散見しているが、前述の理由により正確ではない。
葉は表面が緑色だが裏面は紫色。白を基調とし紫の模様が入った花を咲かせる。
現代のインドネシアでは、日常的にお茶または、香料(精油)として一般的になっている。
インドネシア保健省の保健医療研究開発庁は、ケンプ ...