ニコチアナ・ルスティカ(Nicotiana rustica)は、タバコの品種の1つ。英語ではWild Tobacco、日本ではマルバタバコ、南米ではmapachoなどと呼ばれる。ナス科タバコ属の多年草の亜熱帯性植物である。
Nicotiana tabacumと比較して高濃度のニコチンを含む。喫味が劣るため、一般的な紙巻たばこの原料としては用いられていないが、中央アジアやその近隣の新疆ウイグル自治区などでは今も喫煙する姿が見られる。また、南米のシャーマンによって宗教的儀式に用いられる。
“ニコチアナ・ルスチカ”. たばこクロニクル. 日本たばこ産業株式会社 (2010年9月). 2015年11月15日閲覧。