フロックス属(フロックスぞく、学名: Phlox、フロクス属)またはクサキョウチクトウ属は、ハナシノブ科の属の一つ。現在67種が知られており、越冬性一年草のものと多年生植物のものがある。
P. glaberrima のように1.5mの高さに成長するものもあるが、概して草丈の低いものが多く、ツルハナシノブやシバザクラのように数cm程の高さにしかならない種も多い。
葉はチョウやガの幼虫の食料となり、ウサギやシカの主要な餌になることもある。
花は5弁で、花色には濃淡の青・藤色・明るい赤・白などがある。早春に開花するものと、夏から秋に開花するものがある。花は肥沃に育てられるほどその種子も大きくなる。
主に北アメリカ原産で、いくつかの種は北東アジアを原産地とする。高山帯から森林や草原地帯まで幅広く生息している。
キキョウナデシコ、クサキョウチクトウ(宿根フロックス)、シバザクラなど、花卉として重要なものがいくつかある。
フロックス属は水はけの良い土壌と半日陰での栽培が最も適している。
Phlox adsurgens - Northern Phlox
Phlox alyssifolia+=?!