オオカモメヅル属(おおかもめづるぞく、学名:Tylophora )はガガイモ科の属の一つ。
つる性の草本で、他の草などに巻きつく。まれに直立し、ときに茎が木化して半低木となるものがある。葉は対生し、縁は全縁となる。花序は集散状、散状、ときに総状となる。花冠および副花冠は5裂する。果実は披針形の袋果となる。
アジア東部から東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、アフリカに分布し、約60種知られている。日本では次の5種が知られている。
オオカモメヅル Tylophora aristolochioides Miq.
コカモメヅル(トサノカモメヅル) Tylophora floribunda Miq.
ツルモウリンカ Tylophora tanakae Maxim.
ケナシツルモウリンカ Tylophora tanakae Maxim. var. glabrescens Hatus. ex T.Yamaz.
トキワカモメヅル Tylophora japonica Miq.
ヒメイヨカズラ Tylophora matsumurae (T.Yamaz.) T.Yamashiro et Tateishi ...