ショウズク(小荳蔲、小豆蔲、学名: Elettaria cardamomum)は、南インド原産のショウガ科の多年生草本である。その種子がカルダモンと呼ばれる香辛料として使われることで最もよく見られる。熱帯地方で広く栽培され、レユニオン、インドシナ半島、コスタリカに帰化していると報告されている。
ショウズクは刺激性で香りの良い多年生草本であり、高さおよそ2–4 mに成長する。葉は2つの列に互生し、皮針形で、長さ40–60 cm、長くとがった先端を持つ。花は白色から薄紫色de、長さ30–60 cmの緩い穂の中に咲く。果実は三つの辺から構成される長さ1–2 cmの黄緑色の鞘で、15から20個の黒色と茶色の種子を含んでいる。
ショウズクの緑色の鞘は乾燥され、鞘の内部の種子はそのままあるいは挽いて粉にしてインド料理やその他のアジア料理で使われる。カルダモンと呼ばれる植物の中では最も広く栽培されている種である。
粉末にしたカルダモンは多くのインドカレーにおける材料であり、マサーラー・チャイの香りの重要な寄与者である。イランでは、カルダモンはコーヒーや茶に風味を付けるために使われる。トルコでは、kekakuleと呼ばれる紅茶に風味を付けるために使われる。その原生地域に加えて、ネパール、ベトナム、カンボジア、タイ、スリランカ、中米で栽培されている。インドでは、シッキム州とケーララ州がカルダモンの主な生産地である。これらの州は ...