アベマキ(棈、学名: Quercus variabilis)とは、ブナ科コナラ属の落葉高木。コルククヌギ、ワタクヌギともいう。中国地方では、良質の樹皮を持つものをアベ、樹皮が薄い悪質なものをミズアベと呼んでいた。
樹皮はコルク層が発達し、深い割れ目ができるが、ヨーロッパ・北アフリカに分布するコルクガシほどではない。
花期は4-5月頃で、雌雄異花。雄花はタン黄色で新枝の葉の付け根から10㎝程の房になり下がる、雌花は新枝の上の方に1個ずつ付く。
果期は9-10月頃で、堅果(ドングリ)が殻斗に包まれており、クヌギの堅果とよく似ているが、クヌギよりは殻斗は浅く、楕円形のものが多い。
葉がやや幅広であるものが多く、裏が白っぽい。
クヌギ(Quercus acutissima )と交雑したものはアベクヌギと呼ばれ、両親の中間的な特徴をもつ。
日本、中華人民共和国、台湾、朝鮮半島に多く自生している。日本では、関東地方から四国・九州の山地に自生し、西日本では雑木林に普通にみられる。日本では国の天