カレープラント(学名: Helichrysum italicum、英語: curry plant)はキク科に属する多年草の一種である。葉茎からカレーの香りがするためカレープラントと呼ばれる。乾燥させた後も、色や形の変化が無いことから、イモーテル(不滅)、エバーラスティング(永遠)とも呼ばれる。
ハーブや観葉植物として広く栽培されている。
よく似た名前を持ち同様の香りを放つカレーノキ (Murraya koenigii、標準和名: オオバゲッキツ) はまったくの別種である。
南ヨーロッパから北アフリカにかけての地中海沿岸に原生。乾燥した岩場や砂地に見られる。
他地域に移植しても生育するが、湿潤な環境は苦手とする。ムギワラギクよりさらに高温多湿に弱いが、日本でも露地栽培が可能である。
銀灰色の産毛に覆われた茎は低木といえるほど頑丈な木質で、高さ 60cm 以上にまで成長することがある。夏に黄色い花を咲かせる。種子は微細である。
乾燥に強く、ドライフラワーにしてもほとんど色あせない。そのため、お墓への供花として使われる。また、銀灰色の葉茎を楽しむために花壇などに寄せ植えされる。香料
苦味が強いため食用には適さないが、葉茎を料理の香り付 ...