エキノドルス属(Echinodorus)は、南米に生息するオモダカ科の一属である。
観賞用に流通しているものが、この属の中では知名度が高い。主な原種・野生種を紹介。
主に南米大陸に分布する。アマゾン川やその水系、パンタナール大湿原にも多くの種類が生息している。アクアリウムの世界では、このグループに属する水草が多種栽培されているが、日本においてはアクアリウム以外での利用はあまり聞かない。サバナないし熱帯雨林の原産であるが、日本国内で屋外栽培を行って越冬した例もある。本来は抽水植物であるが、アクアリウムでは水に沈めた状態で栽培されることが多い。
Echinodorus amazonicus
南米に分布。大型で剣状の葉をもつ。観賞用に栽培されるエキノドルスではもっともポピュラーで、国内・海外の多くのファームで栽培されている。観賞魚用の水草としては古くから知られ、代表的な「アクアリウム用の水草」のひとつでもある。性質は丈夫。
20-50cm。多少の耐寒性があるため、日本国内で屋外栽培して越冬した例もある。