ギニアショウガ(英:melegueta pepper)とは、ショウガ科の植物メレグエッタ(別名: メレゲッタコショウ; 学名: Aframomum melegueta K.Schum.; シノニム: Amomum melegueta Roscoe)の種子を乾燥させた香辛料。メルグエッパ、メレゲッタ(メレグエッタ)・ペパー(Melegueta Pepper)、ギニア・グレインズ(Guinea Grains)、グレインズ・オブ・パラダイス(Grains of Paradise)など、複数の別名がある。原産地はギニア、西アフリカ地方。
種子に0.75パーセントの精油が含まれ、オイゲノール由来のカルダモンと似た香りがする。コショウに似たピリッとした辛さを持ち、西アフリカではコショウと同じ使い方をする。
ギニアショウガは中世ヨーロッパでは大航海時代以前から知られており、13世紀のフランスの寓意詩『薔薇物語』にも登場する。ギニアに通じる海路が発見されるまでは、サハラ交易の取引き品目の一つとして隊商を仕立てて高値で取引されていた。15世紀にポルトガル王国が西アフリカ湾岸を支配し、ギニアショウガの積み出しが盛んに行われるようになると、積出港であるセス川近辺(現在のリベリア)は胡椒海岸(Pepper ...