ジャイアント・ホグウィード(英語: Giant Hogweed、学名:Heracleum mantegazzianum)は、セリ科の多年生植物。和名はバイカルハナウド。
特に、一般的なホグウィード(学名:Heracleum sphondylium)、ソスノウスキーズ・ホグウィード(学名:Heracleum sosnowskyi)、セイヨウトウキ(学名:Angelica archangelica)とよく似ている。
光毒性の物質を含み、多くの地域で有害雑草として知られている。ジャイアント・ホグウィードの原産はカフカース地方や中央アジアとされる。イギリスには、19世紀に観賞植物として持ち込まれ、その他のヨーロッパ地域やアメリカ合衆国やカナダへと広がっていった。
ジャイアント・ホグウィードの樹液は、人間に対しては深刻な植物性光線皮膚炎の原因となり、水疱や長期間痕の残る傷、眼に入った場合は失明を引き起こす。この深刻な症状の原因は、ジャイアント・ホグウィードの葉、根、茎、花、種に含まれるフラノクマリン類の有機化合物である。
ジャイアント・ホグウィードは丈夫で光沢のある緑色の茎を持つ。茎には所々に赤黒い斑点がある場合もある。また、赤い輪紋の斑点のある葉柄は、頑丈な毛が生えている。この茎は、2メートル以上の高さに成長する。この中空の茎は、直径3–8cm ...