アマドコロ(甘野老、学名: Polygonatum odoratum)は、キジカクシ科アマドコロ属の多年草。狭義にはその一変種 P. o. var. pluriflorum。日当たりのよい山野に生え、草丈50センチメートル前後で、長楕円形の葉を左右に互生する。春に、葉の付け根からつぼ形の白い花を垂れ下げて咲かせる。食用や薬用にもされる。変種に大型のヤマアマドコロ、オオアマドコロがある。
和名アマドコロは、根茎の見た目がヤマノイモ科のトコロ(オニドコロ)に似ており、甘みがあることが由来になっている。
地方により、別名キツネノチョウチン、チョウチンバナ、イズイ、アマナ(甘菜)などともよばれる。中国植物名は玉竹(ぎょくちく)。
花言葉は、「元気を出して」「心の痛みがわかる人」である。
ヨーロッパ・東アジアに分布する。日本では、北海道から九州にかけて分布する。日当たりのよい山野などの草原や、林縁に自生する。
栽培されることも多く、庭先や鉢植えなどで葉に斑入りの園芸種を見かける。栽培では、夏季は冷涼なところを好むことから、腐葉土で水はけをよくして半日陰の場所で育て、秋に根分けさせる。
多年草。地下茎があり、横に伸びた先に花茎を立てる。草丈は30 ...