エボルブルス属(-ぞく、学名:Evolvulus)はヒルガオ科の属の一つ。
エボルブルス属の植物は、北~南アメリカや熱帯アジアを中心に大凡400種くらいが分布する。日本には在来種のアサガオカラクサ (Evolvulus alsinoides (L.) L., 1762) など3種が分布するが一般的には園芸化はされていない。現在エボルブルス属で国内流通が盛んな物は、「アメリカン・ブルー」として流通する植物で、南米原産のエボルブルス・ピロスス (Evolvulus pilosus Nutt., 1818) を元にハワイで花付きが良く綺麗な青い花を沢山咲かせる選抜個体を作出し、‘ブルー・デイズ’(‘Blue Daze’) と名付けられた物である。品種名の意味は「蒼い幻惑」である。この国際的にも正しい園芸品種名が知らされなないまま日本には1980年代の終わりにかけて渡来した。輸入した業者がめいめいに勝手な流通名を付けて販売したため、当時はかなり混乱したが、「アメリカン・ブルー」と言うニック・ネームで流通するように統一されていった。その後これを元にして、国内でも新規に交配改良する者が出てきており、農水省などに登録されたりしている。 ...