アフリカホウセンカ(学名:Impatiens walleriana)とはツリフネソウ科の植物。花を観賞する園芸植物である。園芸方面ではインパチェンス(インパチエンス)とも。
本来インパチェンス(Impatiens)とは、ツリフネソウ属のラテン名であるが、日本でインパチェンスというとアフリカホウセンカの意味で使うことが普通である。
アフリカのタンザニアからモザンビークにかけての海抜1800m以上の高原地帯に分布。19世紀にはヨーロッパに紹介され、観賞の対象とされた。一代交配種は1964年にオランダで作り出され、「インプシリーズ」の名で販売されたのが最初。この時はアメリカ合衆国では最も人気のある花壇材料となった。
開花期間が長く、初夏から秋にかけての夏の花壇材料として利用される。また日陰でも花を咲かせるので、日陰のガーデニングでは重宝される。一年草であるが、こぼれ種でも増えるほどの増殖力がある。
ホウセンカはこぼれ種で増えるほど丈夫な草花であるが、インパチェンスは、原産地が高冷地であるために高温多湿に弱く、近年日本の気候にあう丈夫な品種が出てきたものの、東京より暖かい(暑い)地方では育てにくい。 ...