カマエメルム属(学名:Chamaemelum )は、キク科の中の、一年草と常緑の多年草4種からなる属である。
ヨーロッパ、地中海沿岸地域を原産地とし、北アフリカ、西アジアなどにも広く自生している。
属名はギリシャ語のchamaimelon (大地のリンゴ)からくる。リンゴのような芳香がする葉を持ち、デイジーのような花を咲かせる。
ハーブとして重要なのは、ローマンカモミール(Chamaemelum nobile) だけであり、カモミールティーとしてハーブティーや、薬用としても利用される。密生すると草地になり、芝生として利用しやすい花が咲かないChamaemelum nobile ‘Treneague' という園芸品種もある。
Chamaemelum nobile (L.) All.
Chamaemelum fuscatum (Brot.) Vasc.
Chamaemelum discoideum All.
Chamaemelum mixtum (L.) All.
Chamaemelum nobile ‘Treneague'
匍匐性の茎が地面についたところから発根する。高さは10センチ程で芳香が強く、花は咲かな ...