オオハマボウ(大浜朴、学名:Talipariti tiliaceum)は、アオイ科の常緑高木。別名はユウナ(右納、沖縄や奄美地方の呼び名)、ヤマアサ。また、ハワイでは「ハウ」と呼ばれる。
和名の由来は、ハマボウに似て、花も葉も一回り大きいことから。
オオハマボウはリンネの『植物の種』(Species Plantarum; 1753年)でフヨウ属の Hibiscus tiliaceus として記載された種であるが、2001年にポール・フリュクセル(Paul Fryxell)はオオハマボウを含め従来アオイ科フヨウ属に分類されていたいくつかの種を Talipariti という新たに設けた属に移す論文を発表した。ここで提案された新たな学名 Talipariti tiliaceum は複数のデータベースにおいて正名とされている。
高さ4-12mになる常緑の小高木。枝はよく分岐して、樹皮は繊維質になる。
葉は円心形、心脚で先端はわずかに尖る。葉の長さは10-15cm、表面は緑色で無毛、光沢があり、裏面は短い星状毛を密生して灰白色。
丸っこい花をつけ、花色は黄色、オレンジ色などがある。葉はハート形で、基部の両側が重なって、ほとんど円形に近くなる。 ...