ホウライチク(蓬莱竹)はイネ科ホウライチク属の多年生常緑竹である。地下茎を伸ばさず株立状となるためバンブー類に分類される。東南アジアから中国南部にかけての熱帯地域を原産とし、桿の繊維を火縄銃の火縄の材料とするため日本へ渡来し、中部地方以西に植栽されている。
桿の高さは3~8メートル程、直径は2~3cm。節間は20~50cmと長く、節からは多くの小枝が束状に出る。葉は枝先に3~9枚ずつでやや密に束生し、長さ6~15cmの狭披針形で先は鋭く尖り、葉脈は平行脈のみで、横脈を欠く。タケノコは初夏から秋にかけて出る。
桿が肉厚で重く水に沈むことからチンチク(沈竹)、タケノコが夏に生えるので土用竹、高知ではシンニョウダケとも呼ばれる。
オオバコマチ(大葉小町竹) f. Ohkomachi - コマチダケの大型種
ギンメイホウライ(銀明蓬莱竹)f. Ginmei - 緑地に黄色の縦筋が入る。
コマチダケ(小町竹) f. solida - 孔のない品種で、葉が小さい。
ショウコマチ(小小町竹) f. Shyo-komachi - コマチダケよりも更に葉が小さい。
スホウチク(蘇枋竹) f. alphonso-karri ...