ジャガイモ(馬鈴薯〈ばれいしょ〉、英: potato、学名:Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の多年草の植物。南アメリカのアンデス山脈原産。世界中で栽培され、デンプンが多く蓄えられる地下茎が芋の一種として食用される。茹でたり、煮込み料理などのほか、コロッケやポテトチップスなどの加工食品にもされ、デンプン原料としても需要がある。保存がきく野菜として扱われる一方で、穀類として主食にもなりえる重要な食物であり、ビタミンCやカリウムなどの豊富な栄養を含む特徴がある。芋から発芽した芽や皮などには、ソラニンという有害物質が含まれている。
「バレイショ」 : 日本育種学会、日本作物学会、日本植物防疫協会
「ジャガイモ」 : 園芸学会、日本植物学会、日本土壌微生物学会
日本語の呼び名は様々ある。「ジャガイモ」という名称については、17世紀初めにオランダ船によってジャワのジャガトラ(ジャカルタの旧名)から伝来、「ジャガタライモ」と呼ばれたものが転じて「ジャガイモ」になった。異説もあり、ジャワ島の芋の意味のジャワイモが変化したもの、天保の大飢饉では、ジャガイモのおかげで餓死を免れたことから呼称された「御助芋」が転じたもの ...