オオアマナ(大甘菜、学名:Ornithogalum umbellatum)はキジカクシ科オオアマナ属の多年草。英名は「ベツレヘムの星(英:Star of Bethlehem)」だが、ハナニラなどもこの名称で呼ばれる。
欧州からアジア南西部が原産の多年草。4月から5月頃に直径約3cmの白い六弁花が花茎の先に多数咲く。花後には葉は枯れる。11月頃に線状の葉を展開し、その状態のまま越冬する。
日本には観賞用植物として明治末期に渡来した。白い鱗茎を持ち、分球により盛んに繁殖する。耐寒性があり、性質は丈夫。しばしば逸出し、野生化している。
名はアマナに似ていることに由来するが、アマナと異なり有毒植物の為注意が必要。
清水矩宏、森田弘彦、廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑』全国農村教育協会、2001年、2001年9月10日 第二刷。ISBN 4-88137-085-5。
『原色園芸植物図鑑 IV』本田 正次,林 弥栄,古里 和夫 監修、北隆館〈コンパクト版 10〉、1988年、初版。