ヒメコウジ(姫柑子、オオミコウジ、大実柑子、Gaultheria procumbens、eastern teaberry、checkerberry、boxberry、American wintergreen)はツツジ科シラタマノキ属の植物。北アメリカ東北部原産でニューファンドランド島からマニトバ州南東部、南はアラバマ州まで広がる。
小低木であり、10–15cm (3.9–5.9in)程度まで成長する。葉は卵型もしくは楕円形で、長さ2–5 cm、幅1–2 cm程の、はっきりした冬緑油の香りを持つ常緑ののものをつける。花は白い鐘型で長さ5 mm程になり、一本咲きまたは短い総状花序である。果実のようなベリーは直径6–9 mm程の肉厚の萼によるドライカプセルでおおわれている。
嫌石灰植物であり、松林や広葉樹林の酸性土壌を好むが、一般的に日当たりのよい地域でのみ果実をつける。また、しばしばオーク・ヒース林のheath complexでも育つ。
地表の20から30mm以内に長い地下茎が広がる。地下茎が浅い所に広がる性質上、殆どの森林火災に耐えることはないが、軽度の火災で、地上部が燃え尽きても、無傷の根茎が残った場合そこから再成長することがある。 ...