コウヤマキ(高野槙、高野槇、学名:Sciadopitys verticillata)は、マツ目コウヤマキ科の日本の固有種。常緑針葉樹で高木となる。別名ホンマキ。コウヤマキ科は1属1種であり、コウヤマキのみを含む。
かつては世界中に広く分布していたが、新第三紀では北アメリカで、更新世にはヨーロッパでも滅び,自生集団は日本にだけ残存している。
江坂輝弥による新日本考古学小辞典によると,コウヤマキは日本および韓国に生育しているという記述がある。しかし,韓国全北大学校 (Chonbuk National University)の植物学者Byung-Yun Sun博士より,韓国に生育するコウヤマキは栽培個体であるとされている。この結果は,韓国環境省および韓国環境省National Institute of Biological Resources によるEco-Technopia-21 Projectの一環として行われたFlora of Korea Projectの中で編纂されたFlora of Korea内にまとめられている。
庭園に植栽し、材木としても利用される。木曽五木の1つ。古代には、棺材として最上級とされた。弥生時代や古墳時代には木棺として用いられている。 ...