ボンゴシ (カメルーン由来の呼称: bongossi; 学名: Lophira alata) はオクナ科の広葉樹。カメルーンを中心として、西アフリカの広範囲に分布する。別名はアゾベ(コートジボワール由来の呼称 : azobé)など。
木材としては、チョコレート色をした外観、比重が大きく(水に沈む)、他の木材と比較して硬く腐食に強いといった特徴がある。ただし、無加工であれば色彩は退色し、ねじれは大きいといった木材利用のデメリットがある。
ヨーロッパでは、工場や倉庫の床材など荷重を考慮しなければならない部位の建築材に用いられる。日本では、1990年代以降、ガーデンテラスやウッドデッキ、木橋の素材として重用されることが増えてきたが、腐食に強いことが前面に出るためメンテナンスフリーと誤解されてトラブルとなる事例がある。