ヤグルマソウ属(ヤグルマソウぞく、Rodgersia)はユキノシタ科の属の一つ。Rodgersiaという名は、本属を発見した日本への探検隊を率いたJohn Rodgersへの献名である。
湿った林床に自生する大形の多年草。掌状または羽状の複葉で大型の根出葉をもつ。小さい白い花が密集して、大型の円錐花序になる。
東アジアに分布し、6種知られている。日本にはヤグルマソウ (Rodgersia podophylla) 1種が自生する。
Rodgersia aesculifolia
Rodgersia podophylla(ヤグルマソウ)
Rodgersia sambucifolia
佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II 離弁花類』、1982年、平凡社