セイヨウオオバコ(西洋大葉子, Plantago major)は、オオバコ科オオバコ属に分類される植物。和名はオニオオバコともされる。原産地はヨーロッパとアジア北部、アジア中央部の大部分である。しかし、世界各地で雑草として帰化している。
日本には北海道から沖縄までの全国に移入分布する。
セイヨウオオバコは多年生の草本で、ロゼット状に葉をつける。葉は丸く、通常長さ5-20cm、幅4-9cm程度であるが、まれに長さ30cm、幅17cm程度まで大きくなることもある。 花は穂状花序で、花の色は緑がかった茶色。各花は紫色のおしべを持つ。花茎は直立し、長さ13-15cm(まれに70cm)程度になる。
土壌の貧弱な道端や踏み付けの多いところでも生育する。また草原でも普通に生育し、農作物の雑草としてもよく見られる。花は風媒花で、直立した穂状花序で生産される種子によって主に繁殖する。
Plantago major subsp. major.
Plantago major subsp. intermedia (DC.) Arcang.
Plantago major subsp. winteri