オランダミミナグサ(和蘭耳菜草、学名: Cerastium glomeratum)は、ナデシコ科ミミナグサ属の植物。小柄な一年草の雑草である。ヨーロッパ原産で、外来種(帰化植物)として世界中に分布している。
全体に毛が生えている。茎は直立し、さじ型の葉を対生する。茎は上に向けて二叉分枝し、先端に集散花序をつける。花弁の先は2裂しているが、開いていることが少ない。
ヨーロッパを原産地とする。北アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニア、北アメリカ、南アメリカに移入分布する。
ミミナグサ(Cerastium holosteoides var. hallaisanense) - 日本在来種。現在では山間部などに見られる。オランダミミナグサによく似ているが、やや花がまばらであること、葉が赤みを帯びることなどで見分けられる。
平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、343頁。ISBN 4-635-07001-8。
清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著『日本帰化植物写真図鑑 : Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年、33頁。ISBN ...