アサガラ属(学名 :Pterostyrax、和名漢字表記:麻殻属)はエゴノキ科の属の1つ。
落葉性の低木または高木。葉は単葉で互生し、縁に鋸歯があり、葉柄がある。花序は複総状の円錐花序で、新しい枝の先端から垂れ下がり、花は花序の下側に多数下向きにつく。萼は鐘形で5歯の鋸歯になる。花冠は基部まで5深裂し、花弁は瓦重ね状に並ぶ。雄蕊は10個あり、花糸の基部は多少合着する。子房は下位または半下位で、3-5室あり、各室に4個の胚珠がある。果実は稜または翼のある核果になり、1-2個の種子をもつ。
日本、中国大陸、ミャンマーに分布し、4種ある。日本には2種が分布する。
属名 Pterostyrax は、ギリシャ語で pteron(翼)と Styrax(エゴノキ属)からなり、同科エゴノキ属に似るが果実に翼があることが違うことによる。
学名は、The Plant Listから。
アサガラ Pterostyrax corymbosus Siebold & Zucc. - 樹高6-10mの落葉小高木。葉の両面に細かい星状毛が散生し、裏面は淡緑色になる。側脈は5-8対ある。花序は長さ8-12cm。果実は長さ約1cmで5稜あって星状毛がある。関西以西の山中 ...