ニワウメ(庭梅,Prunus japonica、またはCerasus japonica)はバラ科の低木種。英語ではJapanese bush cherry、またはOriental bush cherryなどと呼ばれる。中国語では郁李。
中国華北、華中、華南などの山地に自生し、日本へは江戸時代に渡来した。観賞用のために広く栽培されている。
Japanese bush cherryはミヤマザクラをさすこともある。
大きさは1.5×1.5mほどの大きさになる。花は雌雄同体で虫媒花である。花は5月に咲く。
実は甘い香りがし、14mmほどの大きさになり、パイやジャムなどに利用されることもあるが味はスミミザクラと似て酸味が強い。
各果実には種が一つ入っている。種から増やすことが一般的であるが、取り木でも増やせる。
森林地帯や日当たりの良い場所で発見された植物で、水はけは良いが湿り気のあるローム状の土を好み、ややかげる程度か日向を好む。土壌中にいくらか石灰が入っているほうが良いが、多くなくて良い。
科学的に確立されたものではないが、この種は他のサクラ属の種と同様アミグダリン、プルナシンを含むと考えられている。これらの化合物は腸内細菌が持つβ-グルコシダーゼといった酵素 ...