シロカネソウ属(シロカネソウぞく、学名:Dichocarpum、和名漢字表記:白銀草属)は、キンポウゲ科の属の1つ。
根茎のある多年草または二年草で、種によって匍匐茎が地上または地中をはうものがある。根出葉は1-数個あり、または無いか退化して鱗片状になる。茎につく葉は対生または互生し、鳥足状複葉で小葉は3-13個になるか、または単葉になる。茎は上部で多少とも分枝する。花は茎先または葉腋につき、集散花序に数個つくか、または単生する。萼片は花弁状で5個あり、色は白色、黄白色または淡黄緑色になるものがあり、背面に紫色の条や帯があるものが多い。花弁は萼片内の小さなもので5個あり、黄色またはオレンジ色で、舷部と長い柄からなり、舷部は広楕円形または半球形で、形状は皿状、コップ状またはスプーン状になる。舷部に蜜腺があり、蜜を分泌する。雄蕊は5-25個あり、葯は白色、黄色または淡紅紫色になる。雌蕊は2個あり、基部で合着する。果実は2個の袋果が基部で合着し、魚の尾状に二又に分かれる。
日本産のものはすべて日本固有種。日本では、本州、四国、九州に、日本国外では中国大陸、台湾、インド北部、ミャンマー北部、ネパールに分布し、15種ほどある。 ...